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文化団体リレーレポート
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坂雅正会

掲載日:2010年1月11日
 坂雅正会は、1893(明治26)年、安芸郡坂村在住の彫刻師、林正市氏が、当時の鹿児島別院の輪番、小笠原格亮氏に雅楽を教わり、坂村に帰って仕事仲間や身内に教えたのが会の始まりです。以後、100年以上に渡って、日本古来の伝統音楽である雅楽を継承してきました。町内はもとより、県内外から諸行事に招かれ、演奏活動を実施し、その優雅な音色は高い評価を受けています。
 1997(平成9)年に出演したけんみん文化祭ひろしま「邦楽と日本舞踊の祭典」では優秀賞を受賞。その他に広島護国神社の大祭、坂町文化祭に毎年出演しています。また、伝統に縛られることなく、新たな試みも行なっており、2004(平成16)年には、マンドリンとのコラボレーションを実現しました。最近では、演奏活動だけでなく、学校や教育機関などでの講習会も行い、後継者育成に力を入れています。
 現在、会員21名に、小学生2名、中学生1名、高校生1名等が練習に加わり、演奏に磨きをかけるとともに、後世に継承すべく、稽古を重ねています。

坂雅正会