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文化団体リレーレポート
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広島西音楽家協会

掲載日:2009年12月9日
 広島西音楽家協会は、音楽に係る様々なジャンルの人が集まり、演奏会や催し物の企画や運営を行っています。子ども達の器楽演奏やオペレッタなどの発表の場となっている「サマーコンサート」、社会人の成果発表の場となっている秋の「西風コンサート」、幼児からシニアの方まで誰でも参加できる「童謡歌唱フェスティバル」の開催など、幅広い年齢層に音楽に触れる機会を提供しています。現在、メンバーは202名、活動歴は22年、そして今年、「広島文化賞」を受賞しました。

 2009年12月23日(水・祝) 午後1時から、第3回みんなの童謡歌唱フェスティバル in さくらぴあ決勝グランプリ大会を、はつかいち文化ホール さくらぴあで開催します。

 2006年文化庁が発表した「日本の歌101選」の中から1曲を選び、誰でも参加できる「みんなの童謡歌唱フェスティバル in さくらぴあ」も、今年で第3回目を迎えることとなりました。 

 課題曲の101曲の中には、昔から歌い継がれてきた懐かしい童謡・唱歌から、近年親しまれている歌謡曲までありますから、必ず歌いたい歌、そして歌える曲があるはずです。そして、みんなで後世に歌い継いでいくと言う大きな狙いがあります。そういった理由から、課題曲からお好きな1曲を選んで歌っていただきます。
 
 歌う時のスタイルは独唱でも、そして10人までのグループなら何人で歌っても構いません。それぞれ自分やグループに、特徴をアピールできる名前を付けて頂きます。このフェスティバルの重要な点は、歌の上手さのみを競うコンテストではない所にあります。それは親子の絆の強さや、友達同士の仲の良さ、また、近年薄れがちなご近所同士の強い繋がりを、そして何よりも歌うことが大好きだと言う事を、童謡・唱歌を通してアピールしてもらうところにあります。ですから音楽の専門教育を受けていない方にも、遠慮無く参加していただく事が出来る訳です。
 
 過去2回のフェスティバルでは、小人数の中学生コーラスと小学生女子の独唱がグランプリを受賞されています。その他、1歳児から80代の方までが、着ぐるみを着たり、衣装をまとったり、小楽器で伴奏したり、簡単なお芝居やせりふを挿入されたりして会場の皆さんを喜ばせてくれました。要項にもある通り、フェスティバルはコンサート形式のコンクールになっており、第1位のグランプリ大賞を始めとして、その他様々な賞金や賞品を用意しています。例えば、予選・本選では、「(株)カルビー」から参加者全員にお菓子が提供されています。その他、企業、個人からの心温まる協賛のお陰でフェスティバルの運営が賄われています。
 
 12月23日の決勝グランプリ大会に出場して、さくらぴあの大ホールの舞台で歌うためには、全7カ所で開催される予選の内、どこかの1地区で予選を突破してもらう事が必要です。1回のチャレンジで心配な方は、2カ所まで受けることが可能です。決勝グランプリ大会の審査は、広島で著名な音楽専門家(声楽家、音楽プロデューサー、合唱連盟会長)3名とさくらぴあ館長が行います。総合司会進行役は、廿日市市在住の橋本裕之RCCアナウンサーが、第1回目から務めて下さっています。
 
 大会最後のイベントである表彰式は、出場者とその応援される方々の熱気が溢れ、各賞の発表と同時に興奮の歓声が上がり大会も最高潮に達します。

 ぜひ一度、この素晴らしい大会に足をお運びください。お待ちしております。




さくらぴあ新人コンクールの様子


サマーコンサートの様子