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文化団体リレーレポート
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下板木コミュニティー

掲載日:2025年1月6日
 この度、当団体は、ひろしま文化振興財団様から文化活動団体支援事業助成金をいただき「信原田楽の後継者育成用教材CD,DVD作成」を実施することになりました。現在、地域の収穫祭である下板木コミュニティーセンター祭りも11月下旬に終了し念願のCD、DVD作成に向けて進捗しているところです。
 さて、伝統芸能の保存活動と云いますと、通常は○○保存会という組織でされることが多いとおもいますが、当地区では下板木コミュニティーが主催しております。これは人口減少の中で狭域な地域では開催が難しいという事情によります。
【団体の紹介】
 下板木コミュニティーは、平成17年4月1日に、それまで存在した下板木公民館から発展的に組織変更してスタートしました。当時は三和町自治連合会の予算管理の中で行事運営をしていましたが、平成21年度から下板木体育館と併せて三次市の指定管理業者として予算執行と行事運営を独自に行っています。構成員は下板木の3地区(下板木自治会、福田自治会、下羽出庭自治会)の住民で、現在は約600人です。
【主な活動内容】
 当コミュニティーでは「信原田楽大花田植え」「盆祭り(盆踊り)」「下板木コミュニティセンター祭り」を3大行事として開催しています。それに毎月第一月曜日にウオーキング行事も実施しています。
【信原田楽大花田植えの紹介】
 正式な書面記録はありませんが、口承によりますと、当地でも古くから行われていたものに幕末から明治の初期、旧山県郡千代田町などから田植え唄、山県節、土師節を取り入れ、地元のなんじゃい節を加え現在の形態になったようです。
 当田楽は、戦時色の強くなった昭和11年を最後に中断しました。その後昭和57年に復活しましたが、平成11年から再度中断しました。その後平成19年下板木コミュニティーの主催で再復活し現在に至っています。

*お問い合わせ先
下板木コミュニティー代表 竹川易廣
三次市三和町福田580番地
TEL:0824-52-3205、090-7996-1271

信原田楽(のんばらでんがく)花田植え


飾り牛による代かき(「かき」は手へんに又の下に虫)


開会式