九谷赤絵の極致
宮本屋窯と飯田屋八郎右衛門の世界
長い九谷焼の歴史の中で、極めて重要な役割を果たした宮本屋窯(天宝3年〜安政末年)の作品を中心に紹介するものです。
主画工だった飯田屋八郎右衛門(1801-48)は、細かい描線で器面を埋め尽くす赤絵細描に優れ、赤絵具による細描とそこに金彩、赤以外の色絵具を少量用いた独自の作風を作り上げました。このことから、宮本屋窯は別名「飯田屋窯」、その作風は「飯田屋」や「八郎手」とも呼ばれています。
本展は、これまでまとまって取り上げる機会の少なかった宮本屋窯の作品が一堂に会す貴重な機会です。
細密描写を実現した高い技術力、独自の意匠性による豊かな表現世界をお楽しみください。
【関連イベント】
九谷赤絵作家による絵付け実演見学&絵付け体験
●5月18日(日)講師=山本芳岳氏 ●6月8日(日)講師=福島武山氏
◎絵付け実演見学(参加費無料)定員各回15名
◎絵付け体験(材料代等含む参加費3,000円、当日支払い)定員15名
会場:ウッドワンさくらぴあ 会議室
〈時間・会場は両日共通。いずれも要事前申込、先着順〉 |