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文化団体リレーレポート
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『天の川』 文芸サークル in 広島

掲載日:2010年7月1日
 天の川は、現在6名で、おもに西区の三篠公民館で月1回の合評会を行っています。児童文学の割合が多いですが、小説、詩、エッセイとジャンルは限定していません。
 もともと、広島市民文芸作品募集での入賞をきっかけに、勉強会を持とうということで始まり、創作作品を合評し、みがきあげながら、それぞれの目標とする公募に応募するなどしてきました。当初、会の名前はとくに定めていませんでしたが、2004年からはグループ名を「天の川」とし、年末には、合評を通して推敲した作品を集めて同人誌を作成しています。
 合評は他人の目を通すことでいろいろな角度から自分の作品を見直すことができる場です。創作に興味のある方、見学自由ですので、ホームページのメールでご一報くださるか、もしくは西区三篠公民館へお問い合わせください。

 合評会を始めてから13年になりますが、このところ新聞連載やアンソロジーなど、会員の活動の幅が広がっています。
 昨年から今年にかけて、アンソロジー『怪談図書館シリーズ』(国土社)に会員の4作品が掲載されました。図書館にも収蔵されていますので、ぜひご覧ください。
■「モリノモノ」くぼひでき  怪談図書館11巻『怪奇の心霊写真ツアー』所載
■「霊界から来たカラス」巣山ひろみ 怪談図書館12巻『ホラー遊園地で待ってる』所載 
■「ちいさい侵略者」さとうともこ  怪談図書館13巻『呪いを招くうしろ鬼』所載
■「窓1伝説」はしのぶしげ  怪談図書館15巻『底なし沼の妖怪』所載
 また、今年、児童文学ではくぼひできが三作品で受賞。
■「第36回解放文学賞・児童文学部門」佳作 「航海日誌 - un journal de bord」
■「第9回日本児童文学者協会長編児童文学新人賞」佳作 「あいつ」
■「第12回ちゅうでん児童文学賞」優秀賞 「楓の森」
 小説では巣山ひろみが「第20回ゆきのまち幻想文学賞」で念願の長編賞を受賞(「雪の翼」)、同時に短編「青い手」で入選しダブル受賞しました。

天の川

同人誌「あまのがわ」