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文化団体リレーレポート
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松風俳句会

掲載日:2016年6月1日
 俳句雑誌「松風」(写真1)は2010(平成22)年1月、福山市在住の「馬醉木(あしび)」同人 松田多朗を主宰として、福山市にて創刊しました。福山市には1960(昭和35)年に「馬醉木」同人 原 柯城(かじょう)が創刊主宰した俳句雑誌「風雪」があり、全国に500名の同人・会員がいましたが、主宰の交代や高齢化により、2009(平成21)年に50年間の歴史を閉じ終刊となりました。そこで、広島県東部と岡山県西部の元「風雪」の同人・会員150名の要望により、後継誌として「馬醉木」系の俳句僚誌「松風」が生まれました。

 「松風」創刊と同時に松風俳句会を発足し、現在その傘下に16の句会が福山市・岡山県井原市・長野県岡谷市の市内各地にあります。各句会では毎月1回定例句会を開催するほか、適宜吟行会を開催して研鑚と親睦を深めています。そして、句会が開催される季節の季語を入れて詠む「当季雑詠」の7句が出句され、主宰が選句し、作句指導をおこない、会員の秀句・佳句から成績順に「松風」誌上の「松風集」へ掲載発表します。そして、年間を通じて成績の優れた作品を発表した作者の中から最優秀の1名に「松風賞」を贈り、優秀者数名とともに松風俳句会の同人に推薦します。

 松風俳句会としては、「松風」の発行のほか、全同人・会員を対象とする年中行事として、春に「松風俳句大会」、秋には「合同吟行会」を開催しています。
 春の俳句大会(写真2)では、前年度の「松風賞」受賞作家の表彰と新同人の披露紹介ののち、事前に全員から投句された作品について、選句の結果が発表され特選賞の作家に賞品が贈られます。そして、主宰により全投句について講評と指導が行われます。その後の懇親会では、会員同士が俳句について語り合うなど、家族的な雰囲気で絆を深めています。
 秋の吟行会では、貸切バスでの日帰り旅行。過去には、岡山県閑谷から牛窓、備中高梁、津山、また愛媛県松山の正岡子規の里、島根県出雲の古代遺跡、昨年はしまなみ海道の伯方島と大島(写真3)を訪れました。

 俳句は詩のひとつであり、生活の中で季節的に感動したことなどを綴っています。私たちの生きてきた証として記録に残し、人生を歴史に刻みたいという思いを込めて活動を続けております。
 松風俳句会の基本理念は、水原秋櫻子の抒情俳句を基本に、風土に密着し生活より迸(ほとばし)る詩を目標として作句に励んでゆきたいと思います。

 なお、松風俳句会では会員を募集しております。俳句を始めてみたい方、一度やめたけれど再開したい方、俳句にご興味があれば誰でも入会できますので下記までご連絡ください。日本の美しい四季の移り変わりを俳句にしてみませんか?

【入会のお問い合わせ】
松風俳句会事務局(藤原)084-955-3436

写真1:俳句雑誌「松風」


写真2:新春俳句大会(H28.3.25)


写真3:松風合同吟行会(H27.10.28)