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文化団体リレーレポート
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広島写真美術協会

掲載日:2015年9月15日
 私たち広島市民は70年前の被爆の廃墟から立ち上がり皆で手を取り合って必死に努力し、今や緑あふれる国際平和文化都市を作り上げました。
 私たちは、その平和と社会貢献活動の拠点として『写真専用の美術館が必要』との観点から市内外の写真家有志が会派を超えて集い、2008年9月、広島写真美術協会を発足させました。被爆後からの復興記録写真を60年以上にわたり撮り続け、先月(8月)に他界された明田弘司さんも発起人の1人です。

 私たちは発足理念を実現させるため、これまで様々な活動を行なってきました。少しだけご紹介します。

◇2009年10月「ありがとう 旧広島市民球場」と銘打ち撮影会を開催 
旧広島市民球場に市民2,000人を招待して記念写真を撮り、無料でプレゼントしました。
◇2011年11月「東日本大震災復興を写真で応援」
天満屋アルパーク店の協力を得て、写真作品の展示即売とポートレート撮影会を行ない、収益金を義捐金として寄付しました。
◇2013年11月「歴史資料・遺構のデータ保存活動を行なう」
呉市御手洗地区に出向き、昔の写真を複写するとともに現存する遺構なども撮影してメディアに保存し、無料で町に進呈しました。
◇2015年4月「被爆70周年広島復興大写真展を開催」
 旧日本銀行広島支店で8日間の日程で行ない、広島の写真団体主催・短期間会期の写真展として新記録になると思われる7,007人もの入場者を記録しました。

 その他、広島二科展への後援を始め写真コンテストへの審査員の派遣や広島青年会議所主催の「心つながる平和写真展」への協力なども行なっています。

 さて、広島県は全国一の写真県ともいわれ、熱心な写真愛好家が県内全域に散在しており、県外や外国にまで足を延ばし『作品作り』に情熱を傾けています。その結果、公募展などでは常に大変立派な成績を残しています。
このように多くおられる、優秀な広島の写真愛好家の皆様、どうか『ヒロシマ』を少しだけでも意識していただき、当協会へご参加のうえ一緒に活動を行ないませんか。ご連絡先は下記のとおりです。ご連絡お待ちしております。

【事務局】広島市佐伯区美鈴が丘緑一丁目8番14号 渡橋 博美方
電話・FAX:082−927−2037
Eメール:orihashi@yahoo.co.jp
HP:http://hpa-web.jp/

「ありがとう 旧広島市民球場」での記念写真(2009.10.18撮影)


「被爆70周年広島復興大写真展」のオープニングセレモニー(2015.4.29撮影)