トップページ> 文化団体リレーレポート
文化団体リレーレポート
バックナンバー一覧
NPO法人 広島せら・マルベリークラブ

掲載日:2015年9月1日
広島せら・マルベリークラブは、平成21年より桑の木・桑の実の栽培・販売へのチャレンジを柱として設立されましたが、その後世羅町の脱温暖化プロジェクトとの接点が生まれ、里山再生活動を主体とし、構成メンバーも大幅に入れ替わって復活をしました。
また、平成23年度より「タイムスリップ夢街道せら」として、世羅町の史跡を訪ねるルートマップの作成や、大田庄・銀山街道などをテーマとした講演会、歴史入門講座など歴史にかかわる事業に取り組み始めました。
そして平成24年より歴史部門を「せら情熱工房」として、本NPOの二本柱の一つに位置づけて来ました。

今年の主な活動として二点をご紹介します。
【2015・銀の道を歩くたび】
〜三泊四日で石見銀山から尾道まで、灰吹銀を運んだルートを訪ねる〜
江戸時代に銀を運ぶ道として整備された街道を、なるべく当時の道をたどって歩いてみようという試みです。昨年11月に「日本風景街道」として中国地方で8番目の指定を受けたルートです。七尺道をたどってみませんか。一日ごとの参加も受け付けています。

■9月19日(土)午前7時30分…石見銀山大森代官所跡集合 美郷町九日市まで(泊は飯南町赤名・衣掛荘)
■9月20日(日)午前7時30分…美郷町九日市発 三次まで(泊は三次グランドホテル)
■9月21日(月)午前6時30分…三次グランドホテル発 世羅町甲山まで(泊はすずらんホテル木原)
■9月22日(火)午前7時30分…世羅町甲山発 尾道市住吉神社まで

【古道を結ぶ石造物たち】
今年4月、中国横断自動車道“尾道松江線”が全線開通しました。歴史的に見るなら、この道は中国山地や中山間地域と出雲・石見から、米だけでなく銀や鉄を運んだ大きなルートでした。特に尾道は世羅の大田庄という紀州高野山の広大な荘園の年貢積出港として開かれ大きく発展して行くこととなりますが、古道で結ばれる尾道・世羅は石造物の宝庫でもあります。午前中講演、午後から「動くワークショップ」として現地見学と車中研修をしながら世羅から尾道の石造物をたずねます。

■日時:平成27年12月10日(木)
■場所:大田庄歴史館(世羅町甲山159)
■講演会:午前10時30分〜12時
 演題:「古道を結ぶ石造物たち」
 講師:元興寺研究所 佐藤亜聖 先生
■動くワークショップ:
 午後1時半 大田庄歴史館前出発⇒今高野山の石造物⇒マイクロバス移動⇒世羅町京丸 廃万福寺七重層塔(県重文)・廃明覚寺跡の宝篋印塔等⇒マイクロバス⇒尾道市東久保町 浄土寺宝塔・宝篋印塔他⇒大田庄歴史館帰着 午後6時予定

※詳細については 090-9069-7099 マルベリークラブ岡本へお問い合わせ下さい

京丸の宝篋印塔を訪ねて


報恩寺下古道を行く