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みよし風土記の丘ミュージアム『春を待つ 三次人形とひな人形』

掲載日:2022年2月1日
 ひな祭りは、ひな人形を飾って子どもの健やかな成長と幸せを祈る行事です。広島県北部では「節句」と呼んで、旧暦の3月3日(現在の4月3日頃)に祝っていました。三次地域では、江戸時代から続く初節句を迎える子どもに粘土を焼成して彩色した三次人形を贈る風習があります。
 今回の展示会では、広島県立歴史民俗資料館が所蔵する三次人形を展示し、江戸時代から現代に至る三次人形の歴史を紹介します。また、明治から平成のひな人形を展示します。
 あわせて、新春の絵画展「牛とともに」を同時開催し、幼い頃牛と暮らした三次市在住の久保昇さんの牛への優しい眼差しを通して描かれた作品をご覧いただきます。

<展示内容>
第1部 三次人形
◆第1章 三次人形の歴史
江戸時代後期から現代に至る三次人形の歴史を紹介します。
◆第2章 三次人形の種類         
最もポピュラーな天神をはじめ、いろいろな三次人形を紹介します。

第2部 ひな祭り
◆第1章 ひな祭りの歴史
ひな祭りの歴史を紹介します。
◆第2章 明治から平成のひな人形
明治から平成に至るひな人形の変遷を紹介します。

同時開催 新春の絵画展 牛とともに
久保昇さん作の牛の絵画12作品を展示します。


みよし風土記の丘ミュージアム『春を待つ 三次人形とひな人形』令和3年度 新春の展示会
【会場】みよし風土記の丘ミュージアム(広島県立歴史民俗資料館)(三次市小田幸町122)
【会期】令和4年1月21日(金)〜3月13日(日)
【時間】9:00-17:00(入館は16:30まで)
【休館】月曜日
【料金】一般200(160)円、大学生150(120)円、高校生以下・65歳以上は無料
※( )は20名以上の団体料金

◆関連行事◆
1 記念講演会(事前申込み)
日 時:令和4年3月5日(土) 14:00-16:00
演 題:「発掘された伏見人形‐全国の土人形のルーツ‐」
講 師:山本雅和(京都市考古資料館館長)

2 展示解説会
日 時:令和4年1月30日(日)、2月27日(日)14:00-15:00
講 師:広島県立歴史民俗資料館職員・久保 昇さん

【申込み・問合せ先】】みよし風土記の丘ミュージアム(広島県立歴史民俗資料館)0824−66−2881

※新型コロナ感染拡大防止集中対策のため、1月14日(金)から当面の間、臨時休館します。

三次人形 天神(万延元年(1860)頃)


段飾り雛人形(昭和時代後期)


久保昇作「雪の中の牛」