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ふくやま草戸千軒ミュージアム「中世ものづくり」

掲載日:2021年1月4日
 広島県立歴史博物館が所蔵している草戸千軒町遺跡出土品には、中世の暮らしの道具がたくさんあります。これらの道具は、それぞれに研究が進められ、使用方法・製作方法・歴史的背景などが明らかにされてきました。
 この展示会では、これまでの研究成果を基に、暮らしを支えた主な素材−石・土・木・鉄−に焦点を当て、11世紀末から17世紀初めという長い時間をかけて培われた中世の技術を紹介します。
 ものづくりでは、いつの世でも品質と生産性の向上が目指されます。効率の良い生産方法を見つけることで、多くの人々の手に渡ることを目指しました。そうした職人たちの創意工夫によって、人々の暮らしは豊かに変わっていきました。
 今と変わらない中世の“ものづくり”への思いと、知恵や技術を感じていただけたら幸いです。
(ふくやま草戸千軒ミュージアム(広島県立歴史博物館)学芸員 森本直人)

「中世ものづくり」令和2年度早春の展示
【会期】令和3年1月2日(土)〜3月14日(日)
【会場】ふくやま草戸千軒ミュージアム(広島県立歴史博物館)(福山市西町二丁目4-1)
【開館時間】9:00〜17:00(入館は16:30まで)
【休館日】月曜日(1月11日は開館)、1月12日(火)、2月2日(火)〜5日(金)
【入館料】一般290円(220円) 大学生210円(160円) 高校生まで無料
※( )内は団体20名以上の料金
【問い合わせ先】ふくやま草戸千軒ミュージアム(広島県立歴史博物館)084-931-2513

■関連行事はこちら→「中世ものづくり」関連行事

早春の展示 「中世ものづくり」チラシ


漆器(広島県立歴史博物館蔵・重要文化財広島県草戸千軒町遺跡出土品)


刀 銘「備州尾道住五阿弥貞信/明応八年二月 日」(広島県立歴史博物館蔵)