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浮世絵にみる 江戸美人のよそおい展

掲載日:2019年11月1日
 江戸時代は現代と比較すると制約の多い時代であり、庶民の身だしなみについても厳しいルールがありました。しかし浮世絵に描かれた女性たちのよそおいを見ると、社会的制約の中でも自分なりの工夫をこらしておしゃれを楽しんでいた様子がうかがえ、化粧が生活の中で重要な位置を占めていたことがわかります。
 本展では、化粧文化に関する幅広い研究で知られるポーラ文化研究所が所蔵する浮世絵美人画の名品により、まずは、江戸時代の女性たちの化粧風俗や流行を概観します。さらに、画中に描かれ実際に使用されていた、化粧道具や装身具のほか、衣装や婚礼道具などの貴重な優品を、併せてご紹介します。
江戸美人たちの、粋で華麗な化粧や装いの文化から、美しさに対する心意気を感じることができるでしょう。
(※掲載作品はすべてポーラ文化研究所蔵)

【会期】2019年11月2日(土)〜12月15日(日)
 休館日:火曜日
【会場】呉市立美術館
【入館料】一般:1,000(800)円 高大生:600(500)円 小中生:400(300円)
障害者手帳をお持ちの方は無料 (要証明書)
 ※( )内は20人以上の団体料金
【前売販売】(一般/800円のみ)ローソン(Lコード61331)、チケットぴあ(Pコード769-559)にて販売

〈関連イベント〉
●本展監修者・村田孝子氏によるスペシャルギャラリートーク ※申込不要
・日時:11月2日(土)10:00〜、11月23日(土)11:00〜
・講師:村田孝子(ポーラ文化研究所シニア研究員、本展監修者)

●ワークショップ[豆皿をつくろう] ※要事前申込
陶芸用の転写紙を使って、和柄の豆皿を2枚つくります。
・日時:11月9日(土)10:30〜12:30、13:30〜15:30
・講師:佐々木しず(陶芸家)
・参加費:1,000円(税込)

●ワークショップ[うるしと箔押しの体験] ※要事前申込
うるしと箔を使って、オリジナルの小物をつくりましょう。小皿、お箸、アクセサリーの中から、つくりたいものを当日選べます。
・日時:11月17日(日)A.10:30〜12:00、B.13:00〜14:30、C.15:00〜16:30
・講師:吉田真菜(漆作家)
・対象:小学校高学年以上
・定員:各回6名
・参加費:1,000円〜1,500円(つくるものや個数によって異なります)

●館長講演会[浮世絵のはなし] ※申込不要
・日時:11月16日(土)13:30〜15:00
・講師:横山勝彦(呉市立美術館長)
・定員:60名

●担当学芸員によるギャラリートーク ※申込不要
・日時:11月10日(日)、12月1日(日)各14:00〜(約60分)

※掲載作品はすべてポーラ文化研究所蔵

《違鷹羽根紋蒔絵櫛台》江戸後期


一勇斎国芳《山海目出多似図会 くせが直したい 相州鰹魚釣》嘉永5(1852)年


《鳥籠付きびらびら簪》江戸末期