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平成29年度平山郁夫連続セミナー アートオアシスin広島

掲載日:2017年9月1日
 平山郁夫(1930−2009)は、豊田郡瀬戸田町(生口島・現尾道市瀬戸田町)で生まれ育ち、学徒勤労員先の広島市で被爆しました。その後、大伯父(母方の祖母の兄)の彫金家・清水南山の強い勧めもあり、東京美術学校日本画科に入学。卒業後、日本画家の道を歩み始めました。

 20代後半から原爆症と思われる兆候が現れた平山郁夫は、死の恐怖と対峙する日々の中で、「東京オリンピックの聖火は、シルクロード経由で運んではどうか」という新聞の小さな記事を目にし、一つの絵の構想が浮かんだと言います。それが、シルクロードの砂漠をゆく旅の僧がオアシスに辿り着く情景でした。それと同時に、「死ぬまでに1作でいいから平和を祈る作品を残したい」という願いが芽生え、書き上げたのが、院展で注目を浴びることとなる《仏教伝来》でした。それは、平山郁夫の画業の「仏伝」と「シルクロード」連作の出発点となる記念碑的作品でもありました。

 その後、平山郁夫は世界各地へ取材旅行を続けるとともに、日本と各国とのさまざまな文化交流を推進する“民間使節”としての役割を担ってきました。また、カンボジア・アンコールワット遺跡、中国・敦煌遺跡、南京城壁、海外主要美術館所蔵日本古美術修復援助など、滅びつつある世界の文化遺産の保護、救済のため猜顕什眄崕住構想瓩鯆鷯Г掘∪こΔ諒顕衆篁困諒欷遏Φ澪僂里燭瓩某堽呂靴討ました。

 連続セミナーでは、平山郁夫の原点とも言える、シルクロードや日本と中国との文化交流に焦点を当て、中国新疆ウイグル自治区における世界的文化遺産保護研究・人材育成・相互理解促進の活動について小島康誉氏に、また、日本文化の源流ともいえる中国の文化について荒見泰史氏に、それぞれわかりやすく紹介していただきます。ぜひご参加ください。

平成29年度平山郁夫連続セミナー in 広島
第1回「シルクロードでの35年」
日時:9月30日(土)13:30−15:00
講師:小島康誉(佛教大学内ニヤ遺跡学術研究機構代表、新疆ウイグル自治区政府顧問、浄土宗僧侶)

第2回「敦煌より見た東アジアの源流」
日時:10月7日(土)13:30−15:00
講師:荒見泰史(広島大学大学院総合科学研究科教授、広島大学敦煌学プロジェクト研究センター代表)

対象:一般
参加費:500円(予約不要)
会場:県立美術館地階講堂(広島市中区上幟町2−22)
問合せ先:公益財団法人ひろしま文化振興財団事務局082−249−8385
公益財団法人平山郁夫美術館0845−27−3800

チラシ


『仏教伝来』


過去のセミナーの様子