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第36回広島文化賞受賞記念「花柳雅豊公演」

掲載日:2016年11月1日
 広島市在住の舞踊家・花柳雅豊(はなやぎまさとよ)氏は、4歳から日本舞踊の道に入り、15歳で花柳雅豊の芸名を取得されました。1960年には、呉市、広島市、坂町で稽古場を持つとともに、長年にわたり、花柳会の要職を務められています。その活動範囲は国内にとどまらず、米国や韓国、ヨーロッパなどへの文化芸術親善訪問も行っており、その他、地域での伝統芸能の継承にも多方面から貢献されています。また日本舞踊協会広島県支部長としても流派を超えて活躍されています。

 昨年度、花柳雅豊氏が第36回広島文化賞を受賞されたことを記念し、12月24日(土)に県民文化センター(広島市中区)にて、公演会を開催します。演目は、長唄「静と知盛」、箏曲「千鳥の曲」の2差です。長唄「静と知盛」は、平家物語の中にある平知盛の話を基にした能や歌舞伎の「船弁慶」を原曲としたもの。前半は、落ちていく源義経と愛人・静御前との悲しい別れの場面を、後半は、壮絶な最後を遂げた平知盛の亡霊が源義経の船を襲い、行く手を阻むものの、弁慶の念力により亡霊が力萎えて消えゆく場面を、前シテ、後シテに分かれ、花柳雅豊氏が静御前、平知盛を一人二役で踊ります。次の箏曲「千鳥の曲」は平安時代に瀬戸内海の情景を詠んだ和歌二曲に、花柳雅豊氏が振り付けたものを三人の若手ホープが踊ります。

 入場は無料で、事前申込が必要(先着200名様)ですので、お早目にお申し込みください。これまで日本舞踊を見たことがない方でも、お楽しみいただけます。また、日本舞踊を習われている方も、花柳雅豊氏の踊りを見ることのできる機会です。どうぞお誘い合わせの上、ご来場ください。

第36回広島文化賞受賞記念「花柳雅豊公演」
日時:2016年12月24日(土)14:00−
会場:広島県民文化センター(広島市中区大手町1丁目5‐3)
演目:長唄「静と知盛」、箏曲「千鳥の曲」
入場:無料・事前申込(先着200名)
申込方法:必要事項(申込者氏名(5名まで。代表者に下線)、代表者の住所・郵便番号・電話番号)を明記した申込用紙(用紙不問)に返信用切手(82円分)を添えて封書にてお申込みください。入場整理券を郵送します。(複数名でのお申し込みの場合は代表者宛に郵送します。)
申込・問合せ:公益財団法人ひろしま文化振興財団(〒730‐0051広島市中区大手町1丁目5‐3広島県民文化センター内)
電話:082−249−8385

花柳雅豊公演チラシ


花柳雅豊氏