HIROSHIMA HAPPY NEW EAR 29 藤村実穂子リサイタル
日本を代表する現代音楽作曲家 細川俊夫がお届けするHIROSHIMA HAPPY NEW EAR(広島の新しい耳)シリーズ。
第29回は、世界で活躍し続ける日本を代表するメゾ・ソプラノ歌手 藤村実穂子氏を迎えます。2002年バイロイト音楽祭の「ニーベルングの指輪」フリッカ役で世界的な注目を集めて以降、世界中の主要劇場や音楽祭に出演し、著名指揮者やオーケストラと共演、圧倒的な歌唱力と豊かな感性で聴衆を魅了し続けています。
今回のリサイタルでは藤村が大切に歌い続けているドイツ歌曲を中心にプログラムを構成。モーツァルト、マーラー、生誕150周年を迎えたツェムリンスキーの歌曲、そして細川俊夫の日本の民謡による歌曲「2つの子守唄」を世界初演します。2021年ゲーテ・メダルを受賞した細川。その作品はドイツと日本文化の懸け橋となり、時をかけて受け継がれてきた音楽は今、文化を超えて現代へと受け継がれています。ピアノは藤村が厚い信頼を寄せるヴォルフラム・リーガー氏。心の深淵に迫る芸術的な歌曲の世界をどうぞお聴き逃しなく。 |